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これで大丈夫!観葉植物の正しい管理方法について

観葉植物といえば、インテリアとしてとても人気ですが、いざ設置しようとなった場合に気になるのは、その管理方法ではないでしょうか。どのような点に注意して育てたらいいのかわからないという方も少なくないでしょう。

そこで今回は、観葉植物の正しい管理方法についてご紹介いたします。

正しい水のやり方法

観葉植物に限らず、植物を育てる上で水は欠かせません。しかし、よくある失敗として挙げられるのは、適量がわからず、とにかくたくさん水を与えた結果枯れてしまったというものではないでしょうか。正しい水やり方法を知ることによって、そのような失敗を防ぐことは可能です。

観葉植物というものは、乾燥した地域が原産であるため、ジメジメと土が湿った状態が得意ではありません。そのため、メリハリのある水やりをすることが大切です。

正しい水やりが具体的にどういったものかというと、まずは土が中まで完全に乾いた状態がスタートです。その状態から、鉢植えの下から水が流れ出てくるくらいにたっぷりと水を与えましょう。たったこれだけです。簡単なことではありますが、はじめての方にとっては意外と難しいことだったりもします。

なお、鉢植えの下に受け皿を置いている場合には、受け皿に溜まった水は残さず、すべて捨てましょう。

また、水やりの時間帯にも気をつけるようにしましょう。日中の日差しが強い時間帯ですと、正しい方法であったとしても、土の中の温度が上昇して根が傷んでしまうなど、植物にとってはよくありません。そのため、日差しの状況を見つつ、水やりをすることをオススメします。

温度管理に注意

観葉植物を弱らせてしまわないように、少しでも長持ちさせるのであれば、温度管理も重要です。観葉植物の原産地は乾燥しているだけでなく、気温は比較的暖かい地域です。そのため、気温の低い環境が苦手です。冬場などの寒い時期に温度管理を誤ってしまうと、そのまま冬を越すことなく、枯れてしまう恐れがあります。

初心者の方であれば、植物を育てる上で温度も影響があるということをご存じの方は少ないので、よくある失敗として挙げられる部分でもあります。

一般的に観葉植物を育てる際に適した温度は、15度前後といわれています。10度を下回ってしまうと植物が弱ってしまいますので、できる限り、温度を一定に保ちやすい屋内で育てることをオススメします。

屋外は気温の影響をそのまま受けることになりますので、一日の中でも温度変化が多く不安定です。少し目を離した隙に低い気温へと変化し、弱らせてしまうという状況が容易に想像できますので、その心配がほとんどない屋内がいいとでしょう。

また、どうしても屋外に置かなければならないという場合には、新聞紙などを使って、鉢植えの周りを包み込むようにしましょう。たったそれだけのことでも、温度を保つために役立ちます。

そのほかにも、湿度管理も大切です。植物の種類によっては湿度を好むものもありますので、水やり以外にも、霧吹きなどを使ってこまめに葉っぱなどに「葉水」と呼ばれる水分を与えましょう。環境としては、湿度50〜60%がいいとされています。

風通しも大切

風通しがよくない場所や、無風の場所へ観葉植物を置いておくと、水やりの後に湿った土がそのままの状態が続いてしまい、結果として根が腐ったり、害虫が発生したりする原因となってしまいます。

乾燥した地域が原産ということもあり、ジメジメした環境には適していませんので、換気をしっかりと行い、風通しのいい状況を作るようにしましょう。空気の循環がよくないことが植物の成長へダイレクトに直結してしまいますので、できる限り、毎日換気を行うようにするといいでしょう。

そもそも植物にとって、風のない環境というのは不自然といえます。自然界においては、基本的に無風のタイミングというのはそう多くありませんので、やはり自然ではない環境に置かれてしまうと、植物の成長も芳しくなくなってしまうのです。

また、風を浴びることには、光合成を促進する作用もあるといわれています。風は植物が呼吸する際に使用する気孔の開閉をサポートしますので、『蒸散』と呼ばれる呼吸や、体温調節、水分の発散などの現象が活発となり、最終的に光合成につながっていくのです。

さらに、直射日光による葉焼けを防止するという効果も期待できます。直射日光を浴びた状態で無風ですと、同じ角度で陽の光を浴び続けてしまう形になってしまいます。風通しがよければ、定期的に風に揺られて葉っぱが動くでしょうから、葉焼けを防ぐことになるのです。

必要な明るさの確保

観葉植物は、明るい日陰という環境を好む傾向にあります。直射日光では光が強すぎますし、かといって普段から常に陽の光を浴びずにいるというのもおかしな話ですので、レースカーテン越しに光を浴びるくらいの明るさで育てるようにするといいでしょう。

ユッカやソテツなどの観葉植物であれば、ちょっとした直射日光には耐えられますので、明るさの確保が難しい初心者の方がはじめるにはもってこいの種類といえます。

なお、『葉焼け』とは、もしもその状態になってしまうと、光合成ができなくなり、枯れるしかなくなってしまうという恐ろしいものです。そのため、実際に設置している観葉植物がどのタイプなのかということを事前に把握しておくことで、明るさは確保しつつ、少なくとも葉焼けを防止することは可能です。

まとめ

観葉植物をしっかりと管理するためには、正しい水やりと温度、そして風通しと明るさの確保が必要となります。

観葉植物の管理は、今回ご紹介したように大変なことが多くありますが、観葉植物レンタルサービスであれば、管理まで代行が可能です。観葉植物レンタルをお考えの方は、まずはお気軽に「深山グリーン」にご相談ください。