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観葉植物の剪定の仕方は?失敗しないための注意点を紹介

室内のインテリアとして楽しむことができる観葉植物ですが、成長していくと置くスペースに対して植物が大きくなり過ぎてしまうことや、枝や葉が伸びて見た目が悪くなってしまうことがあります。そんなときは剪定すると見栄えが良くなり、植物の成長も促されます。観葉植物を長く楽しむためにも、剪定は必要な作業です。この記事では観葉植物の上手な剪定の仕方や、失敗しないための注意点を紹介します。

観葉植物の剪定はなぜ必要?

そもそも観葉植物の剪定はなぜ必要なのでしょうか。その理由は3つあります。

病気や害虫の予防になる

観葉植物が成長して枝や葉が伸びていくと、だんだん茂っていき、風通しが悪くなります。そうした環境は、病気や害虫が発生する原因になるおそれがあります。剪定して風通しを良くすることで、植物にとって快適な環境を作ってあげましょう。

成長を促す

枝や葉が増えると、その分植物は栄養を欲します。剪定で不要な枝や古くなった葉を切ることで、新しい芽に十分に栄養を与えることができるようになり、成長を促すことにつながります。剪定することで、植物の健康状態も良くなるのです。

見た目が良くなる

当初はきれいな姿をしている観葉植物ですが、成長とともに枝や葉が伸びて、どんどん見た目が変わっていきます。剪定することなく放っておくと、葉が茂って見栄えが悪くなってしまうこともあります。観葉植物は室内のインテリアとして育てることが多いので、置くスペースに対して植物が大きくなりすぎてしまうこともあります。きれいな状態を保つためにも、剪定は必要不可欠といえるでしょう。

剪定するタイミングは?

観葉植物の葉が茂ってきたときや大きくなりすぎたとき、古い葉が目立つようになったときが剪定のタイミングです。

剪定に適している時期は、植物の種類にもよりますが、一般的には成長が盛んな5~7月頃です。植物の成長が緩やかになる冬に剪定してしまうと、新芽が出ないことがあるので、寒い時期の剪定は控えましょう。

剪定するときは、晴れた日に行ってください。天気が悪く湿気が多い日に枝を切ってしまうと、切り口から病原菌が侵入してしまう可能性があります。5~7月のカラッとした晴れた日が剪定に向いています。

失敗しない剪定の仕方

剪定を失敗なく行うためには、準備や工程が重要です。以下に、詳しく見ていきましょう。

剪定前の準備

剪定する前に、まずは道具の準備をします。観葉植物の剪定には園芸用のハサミを用意しましょう。枝や葉を切った後の切り口は、病原菌が侵入しやすい状態になっています。剪定の前にはハサミを消毒しましょう。鍋にお湯を沸かして熱湯消毒でも良いですし、簡単にアルコールスプレーを使っても殺菌できます。また、ハサミや植物に触れる自分の手も洗って清潔にする必要があります。手が荒れやすい、かぶれやすいという方は、手袋をして枝や葉に触れないようにしましょう。

剪定の仕方

剪定は風通しを良くして成長を促すことが目的です。ですので、古くなった枝や枯れている葉、そして枝や葉が混み合っている場所を優先的に剪定します。見栄えをよくするために、伸びすぎた枝も必要に応じて切りましょう。ここで注意してほしいのが、葉を切りすぎないことです。あまりに葉が少ないと光合成ができなくなってしまい、植物の成長に影響が出ます。風通しを良くすることは大事ですが、葉の切りすぎにも気をつけましょう。切り始める前に、まずは植物全体を見ながら剪定する場所を決めて、完成形をイメージすると上手に剪定することができます。

剪定で切る場所は成長点の少し上です。成長点とは、植物の細胞分裂が活発に行われる部分のことです。幹をよく見てみると少し膨れている場所がいくつかあり、そこが成長点となっています。成長点は新しい芽が伸びる重要な部分ですので、切ってしまわないよう、少し上の部分で剪定します。つい剪定しすぎて枝が少なくなってしまったという場合でも、成長点をしっかり残しておけば、新しい芽が伸びてくれるので安心です。

剪定後のケア

剪定後の切り口は病原菌が侵入しやすいとお話ししましたが、それを防ぐために切り口に癒合剤を塗ってあげるといいでしょう。癒合剤とは病原菌の侵入を防ぐ薬剤のことで、軟膏のような役割をしてくれます。

剪定後は成長を促すためにもたっぷりと水やりをし、肥料を与えましょう。そして日当たりの良い場所に置いて、光合成を促してあげましょう。真夏の直射日光に当たると葉が焼けてしまうおそれがあるので、室内のレースカーテン越しに置くなどして、直射日光を避けてください。

まとめ

この記事では観葉植物の上手な剪定の仕方や、剪定するうえでの注意点について紹介しました。観葉植物の剪定には病気や害虫を予防し、成長を促す効果があります。また、インテリアとして見た目を整えるという意味でも、剪定は重要な作業になります。

しかし実際に剪定するときには、どこを、どれくらい切ってよいのか不安に感じられる方も多いでしょう。観葉植物のレンタルを行っている「深山グリーン」では、お客様がレンタルされた後も2週間に1度の訪問メンテナンスで、いつでもきれいな状態を保つことができます。観葉植物のレンタルをお考えの方は「深山グリーン」にお気軽にご相談ください。