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観葉植物にはどのような土が良い?おすすめの選び方をご紹介

空間に一つ緑があるだけで、景観は大きく変わるものです。そこで、オフィスなどでも手軽に育てられる観葉植物を置く人も増えています。

観葉植物を育て始めるとき、初めに用意しなければいけないのが「土」です。では、数ある土の中から、一体どのような土を選べば良いのでしょうか。今回は、観葉植物の土のおすすめの選び方や注意点をご紹介します。

代表的な土の種類

観葉植物を育てるときの土は、複数の種類の土をブレンドすることが多いでしょう。そこで、ここでは代表的な土の種類や、おすすめのブレンドの比率について解説します。

赤玉土

赤玉土は、土の中でも「基本用土」に分類される土です。基本用土とは、観葉植物を育てるときの土の大半に占めるベースとなる土のことです。中でも赤玉土の特徴は、基本用土に求められる特性をバランスよく持っているというところにあります。

さまざまな大きさの粒の赤玉土が売られていることも多いので、育てる植物に応じて使い分けると良いでしょう。

鹿沼土

鹿沼土は、赤玉土と同じ「基本用土」の一種です。土の中で担う役割は基本的に赤玉土と変わりませんが、一つ違いがあるとするならそのpH値です。

鹿沼土のpHは4おおよそ~5と酸性側に傾いています。酸性の土壌を好む植物は問題ありませんが、その環境に適応できない植物にとっては毒になってしまうこともあるので注意が必要です。

腐葉土

腐葉土は、先ほどご紹介した2種類の土とは違い「改良用土」と呼ばれる分類の土です。改良用土は、基本用土を補助する形の土を指します。

中でも腐葉土は、栄養分を豊富に含む土改良用土として有名です。腐葉土に棲む微生物が観葉植物の鉢の環境を整えてくれるのです。

バーミキュライト

バーミキュライトは、腐葉土と同じ「改良用土」の一種です。しかし、その特徴は腐葉土と大きく異なります。基本的にバーミキュライトには、栄養素が含まれていません。その代わりに、水はけを良くしたり、栄養分を土にとどめたりできるというメリットがあります。

おすすめのブレンド比率

観葉植物の土は、基本用土と改良用土という2種類の土をブレンドすることが基本となっています。では、それらを一体どのような比率でブレンドするのが良いのでしょうか。

もちろんこのブレンドの比率は、実際に植える植物の特徴によって異なります。その中で敢えて代表例を挙げるとすると、「基本用土:改良用土=7:3」の比率が基本的なものです。

この改良用土も一種類を使うのではなく、育てる環境に応じて柔軟に変えることが大切です。植物には乾燥した環境が適しているものもあれば、反対に湿度の高い環境が適しているものもあります。ほどよく乾燥した環境を再現するには、腐葉土の割合を減らしてその代わりに軽石やバーミキュライトの割合を増やすことがおすすめです。

逆に、湿度の高い環境を再現したい場合は、軽石やバーミキュライトの割合を減らし、その分腐葉土の割合を増やすようにしましょう。

観葉植物の土は入れ替えないといけない?

観葉植物をブレンドした土に一度入れたらそのまま土を変えない、という人もいます。しかし、ずっと土を変えずにいると、植物に悪い影響が及ぶこともあるのです。そこで、ここでは観葉植物の土を入れ替えるメリットや、土を入れ替えるべき時期についてご紹介します。

観葉植物の土を入れ替えるメリット2つ

観葉植物の土を入れ替える大きなメリットは、「水はけが復活する」ことです。長い間入れ替えていない土は、摩擦によって粒が小さくなります。そのような土は、粒同士の隙間が小さくなり、水が通る道がありません。つまり、水はけが悪くなってしまっているのです

そこで、粒のサイズが正常な新しい土に入れ替えることで、また水はけが良い環境をまた作り出せられます。

観葉植物の土を入れ替える二つ目のメリットは、「土のpHが適正なものになる」ことです。土が肥料や雨にさらされると、土のpHが酸性や塩基性側に傾いてしまいます。植物によって過ごしやすい土のpHは異なりますが、その範囲から大きく外れると植物は生きられなくなります。そこで、きちんとpHが正常な新しい土に入れ替えることが植物の成長にも良いとされているのです。

観葉植物の土を入れ替えるべき時期とは

それでは、観葉植物の土はどのタイミングで入れ替えれば良いのでしょうか。おおよその目安は1年から数年単位です。あまりにも高い頻度で土を植え替えてしまうと、植物の根を傷つけることにも繋がります。そのため、数年単位がもっとも適しているとされているのです。

また、植物の成長期の前に植え替えてしまうという手もあります。成長期前に土をもっとも良いコンディションに揃えてあげることで、植物がより元気に育ってくれることでしょう。

まとめ

観葉植物を育てる上で、土の存在はとても大きいものです。土のブレンド方法などは代表的な一例をご紹介しましたが、育てる観葉植物によってそのおすすめの比率は変わります。基本的には、「その植物がどのくらいの湿度を好むか」そして「その植物がどのくらいのpHを好むか」を基準に考えるとうまくいくことが多いでしょう。

「深山グリーン」では、主に法人向けに観葉植物のレンタルを行っています。オフィスを緑で華やかにしたい、とお考えの方はぜひ弊社までご相談ください。