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観葉植物が転倒する理由と防止する方法!転倒後の注意点も解説

インテリアのために観葉植物を設置したのに、転倒して鉢にひびが入ってしまうと困ります。転倒する原因はいくつかあるので、原因に合わせて対策を取る必要があるのです。この記事を読めば、観葉植物が転倒する理由と防止する方法が分かります。設置している環境に適した対策を取ってください。

観葉植物が転倒する理由

ここでは観葉植物が転倒する3つの理由を解説します。それぞれの原因に合わせて対策方法を取り入れましょう。

観葉植物が育ちすぎたため

鉢に対して観葉植物が育ちすぎたために、転倒してしまうことがあります。この場合に転倒を防止するには観葉植物を剪定(せんてい)したり、支柱を立てたりする方法が挙げられます。

観葉植物を育てる人の中には「初心者が植物の剪定をしても大丈夫だろうか」と心配する人がいるかもしれません。しかし、冬場の剪定を避けて、バランスを考えながら軽くすることを考えると、それほど難しいものではないのです。

観葉植物に支柱を立てるときは転倒している方向とは逆向きに立てて、引っ張るように固定するのがコツです。もともと地面や壁を這いながら育つ品種は、大きく育ったときに支えがなければ転倒します。

インテリアでは、そのような品種を鉢の外で育てる方法もあります。しかし、支柱を使って鉢の上をボリューミーにした方が、バランスが良くなるでしょう。観葉植物の配置にはバランスも大事なので、観葉植物が育ちすぎる前に防止するのがおすすめです。

観葉植物の根が成長しすぎたため

鉢から飛び出すのは観葉植物の葉だけではなく、根が原因の場合もあります。鉢底を確認すると、根が成長しすぎて鉢底から飛び出しているときもあります。植物が順調に成長していれば根も順調に伸びていきますが、根が鉢底から飛び出す状態は植物にとっても快適ではありません。

そこで植え替えをしたり少量であれば切ったりして、根が成長しすぎることを防止しましょう。植え替えの方法は品種に合わせた土を使用して大きめの鉢に変更しますが、なるべく早めに行うのがポイントです。

また応急処置になりますが、根が少量ならバランス良くなるように切ってしまう方法もあります。切り口は傷みやすいので、根を切った場合もすみやかに鉢植えを行いましょう。

置き方や置き場所が悪かったため

転倒の原因は植物の成長だけではなく、置き方や置き場所が悪い場合もあります。防止するには生活の動線に配慮しながら観葉植物を設置したり、風がある場所には背の高い品種の設置を避けたりしましょう。

観葉植物を人通りが多い場所に設置すると、転倒するリスクがあります。観葉植物ばかりに気を配っているわけにもいかないので、ふとした不注意で倒してしまうことがあるでしょう。なるべく人通りが少ない場所に設置すれば、転倒のリスクを軽減できます。

また背の高い品種を、風がある場所に設置することもおすすめしません。とくに窓辺やエントランスなどは強風が吹く可能性も高いため、転倒するリスクも高まります。風の強い日はドアを閉め切ったり、そもそも風が強い場所に観葉植物を設置したりしなければ、転倒のリスクは軽減するでしょう。

観葉植物が転倒した場合の対処法

観葉植物が転倒した場合はその程度によって、すみやかな対処が必要なのか経過観察でいいのかが異なります。

転倒したときの程度によって対処法が変わる

鉢から土が少しこぼれた程度なら植え替えの必要はなく、観葉植物用の土を足すだけで問題ありません。鉢にひびが入った程度ならすみやかな対処は必要ないので、経過観察になります。しかし、ひびが大きくなって鉢が割れてしまうこともあるので、植え替えまではしっかりとチェックをしましょう。

鉢が割れて植え替えを必要とするときは、今までに使っていた鉢と同じ大きさのものに植え替えます。この場合は観葉植物を元の環境に戻すことが優先なので、むやみに大きい鉢を使わないようにしてください。

基本的に植物の鉢には裏側に数字が書かれているので、その数字で大きさを判断できます。しかし、鉢は高さや規格が違う場合もあるので、メジャーを使っておよそのサイズを測っておくのがいいでしょう。

転倒の対処をした後の注意点

転倒した鉢の対処をしたあとに、注意したいことがあります。植え替えの直後は観葉植物が弱っている状態なので、すぐに肥料をあげないようにしましょう。植え替えた植物に肥料があげられるようになる期間の目安は、2週間です。屋外に設置しているのなら、1週間ほど半日陰の場所で休ませてください。

まとめ

観葉植物が転倒をする理由や対処法を説明しました。植物が原因になる場合と外的要因の場合があるので、設置している環境にも気をつけてください。また転倒後の対処の仕方が分かれば、転倒してしまった際に落ち着いて対応できるでしょう。

「深山グリーン」では、観葉植物のレンタルを行っています。観葉植物を設置する目的に合わせて鉢を選択したり、必要な数だけレンタルしたりできます。オフィスや商業施設などの導入事例があるので、お気軽にご相談ください。