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冬場の観葉植物の育て方〜寒さに強い観葉植物5種を紹介

季節に関係なく置けて、お部屋を簡単に彩ってくれる観葉植物はインテリアとして人気を誇っています。しかし、観葉植物の多くは温かい地方が原産であるため、冬場の急激な寒さの影響を受けやすいのです。冬場になると急に元気がなくなる、すぐ枯れてしまうといった経験をした方も多いでしょう。

今回は冬場に観葉植物を育てるポイントと、観葉植物の中でも寒さに強い植物をご紹介します。その植物の特性を知って、正しく管理すれば冬場でも元気に育てられます。

冬場の観葉植物の育て方のポイント

観葉植物は繊細で、育てる際には細心の注意が必要です。とくに、急激に冷え込む冬場は「水やり・日光・気温」の3点を意識して育てましょう。

水やり

人間の食事に当たる水やりは観葉植物を育てる上でとても大切です。水はたくさんあげたほうがいいと思うかもしれませんが、水のやりすぎは根腐れの原因となるためよくありません。むしろ冬は水やりの頻度を控えることで寒さへの耐性が向上します。冬場の植物は寒さを生き抜こうとエネルギーを蓄えるため、成長が遅くなります。そのため他の季節と同様に水を与えてしまうと、水が多すぎて吸収しきれないのです。

水が必要かを見極めるサインは「土が乾いているかどうか」です。土の表面が乾いて2〜3日したら、鉢の受け皿に水がしみ出す程度の水を与えましょう。受け皿にたまった水は根腐れの原因となるので、水をあげたら捨てましょう。

土の部分にはあまり水を与えなくても大丈夫ですが、葉っぱの乾燥には注意しましょう。室内だと暖房に当たって葉っぱが乾燥し、傷んでしまいます。そんな時は霧吹きで葉っぱに水をかけ、適度に水分を与えましょう。

日光浴

日光は植物の成長に欠かせません。しかし冬場は日照時間が短く、観葉植物にとって大切な日光を浴びる時間が少なくなってしまいます。例えば東京では1月と7月の1日の平均日照時間には5倍の差があります。そのため冬場は暑い季節より日光を意識して、日中はできるだけ長く日の当たる場所に置きましょう。

ほとんどの植物は日光を好みますが、種類によっては直射日光が苦手で葉焼けを起こしてしまうものもあるので注意が必要です。直射日光が苦手な植物は、レースカーテン越しの間接的な日光を当ててあげましょう。植物の種類によって、好む日照時間や日光の強さなどが変わるので、その植物に合った育て方を把握することが大切です。

気温

品種によって耐寒温度は異なりますが、多くの観葉植物は室温が10℃以下になると元気がなくなってしまいます。日中は日のあたる窓辺に置くことが理想ですが、夜は気温が下がってしまうので窓辺や玄関などの冷えやすい場所は避けましょう。室内でも暖房が直撃すると乾燥してしまうので、暖房器具から離れた場所に置くなどの工夫が必要です。また植物は激しい寒暖差に弱く、すぐに枯れてしまいます。朝と夜の気温差が激しい時は、室温が保たれた場所に移動するなど心がけましょう。

気温管理をする時は、風通しにも気を配りましょう。風通しがよくないと、カビや根腐れの原因となってしまいます。日中の暖かい時間帯は窓を少し開けて換気をし、風通しをよくしましょう。また水をやったあとも換気をしてあげると、根腐れを防げます。

寒さに強い観葉植物5選

植物の種類によって、耐寒温度はさまざまです。寒さに強く、元気に咲いてくれる観葉植物の方が手入れも楽になります。ここでは寒さに強い観葉植物を5つご紹介します。

モンステラ

切れ込みの入った大きな葉っぱは、室内の雰囲気をガラッと変えてくれます。南国をイメージさせるモンステラの耐寒温度は5℃以上と、冬場でも比較的育ちやすい植物です。しかし冬場は外の気温は5°Cを下回るので、室内での管理をおすすめします。またモンステラは乾燥には強いのですが、直射日光を嫌うので日差しが入り込む窓側は避けましょう。

ユッカ

太い幹から上に伸びる葉っぱは個性的で、インテリア性のある植物です。「青年の木」という別名もあり、力強く上に伸びる様子から、入学や就職などのお祝いに贈られることも。他にも、仕事や会社が順調に伸びていく様子を連想させるため、仕事運や金運を上げる効果があると言われています。

こちらも耐寒温度は5℃以上と寒さに強く、冬場でも安心して育てられます。直射日光や乾燥にも強いため、丈夫で育てやすく、初心者の方にもおすすめです。窓辺など日のあたる場所で管理しましょう。

オリーブ

葉っぱの裏と表の色のコントラストが美しく、白い壁やインテリアによく合う、優しい色味のオリーブは置くだけでお部屋が一気におしゃれになります。

品種によっては氷点下まで耐えられるほどの高い耐寒性を持っており、乾燥にも強く、日のあたる場所を好みます。-10℃を下回らない地域では、テラスやベランダなど野外で育てることも可能です。

ガジュマル

太く特徴的な幹をもつガジュマルは「幸福の木」とも呼ばれ、沖縄では精霊が宿ると信じられています。生命力が強く、育てやすい観葉植物です。耐寒温度は5℃以上で、寒い環境を好む種類ではないので、冬場は室内の日の当たる場所で管理しましょう。日光を好みますが、直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうので、レースカーテン越し程度の日光が理想的です。

パキラ

品種にもよりますが、人の背丈ほどの大きさのものもあり、存在感がある植物です。インテリアとしても人気のあるパキラは、風水では金運がアップするとも言われています。

乾燥、寒さ、日陰にも強いというタフな観葉植物で、冬場でも5℃以上であれば室内で育てられます。半日陰で風通しのよい場所を好むので、日がよく当たる窓辺などで育てましょう。パキラも葉焼け防止のため直射日光は避けましょう。

まとめ

植物は繊細な生き物です。特に冬場は寒暖差が激しく、日照時間も少ないので、元気に成長してもらうためには細やかな気配りが必要です。

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